こどもごころ製作所
  • こどもごころスコップ
  • おやこのはらうた
  • クラヤミ食堂
おやこのはらうた

「「親子のはらうた」、今回は京都の舞鶴までやってきました。

京都駅から電車にゆられて2時間弱、そこは、なんと日本海。
桜が花ひらかんとする春のさなかに、“のはらの住人”たちは、
赤レンガ倉庫に集まりました。学校の授業としてではなく、
一般公募による初の「親子のはらうた」です。

舞鶴市の行政と住民ボランティアのみなさんの協力のおかげで、
2回にわたるワークショップで、のはらの住人総勢22名が、
感動的な出会いを体験してゆきます。

初日の3月23日、“のはらの案内人”として登場した
「つむじかぜ ひゅるりん」(僕です)。
20歳の女の子として、のはらを必死に盛り上げます。

親子で参加した住人どうしも、おたがいに初対面なので、
まずはゲーム『のはらうたバスケット』でウォーミングアップ。
めだか、こりす、いしころ、たんぽぽ、などのカードが配られ、
「泳げる人!」と言われたら、あてはまる人が席をたって、
移動するというゲーム、小学校のころ、よくやりましたよね。
なりきり体験の第一歩です。

おたがいの顔を覚えたら、今度は、はっぱクッションがしきつめられている
場所に移動し、『のはらうたなぞなぞ』をやりました。

工藤直子さんの『のはらうた』をボランティアの方々が朗読し、
それを聞いて住人名をあてるというもの。
「カラから かおを だすときは ぐるぐるぐる にゅ カラに かおを ひっこめるときは るぐるぐるぐ ぴしゃり・・・」
これ何だか分かりますか?
そう、「かたつむりでんきち」くんです!

そうやって、想像力をふくらませながら、『のはらの朗読会』が
はじまっていきました。「みのむしせつこ」さんの詩を読むときは、
みんなが「みのむしせつこ」さんになった気持ちで聞いてみます。

はい、そこで『質問カード』。
「いちばん、仲のいいおともだちはだれ?」



それでは、自分がどんな、“のはらの住人”になりたいのか、
考えてみましょう!そのものになりきって、
趣味や特技、将来の夢まで想像をふくらませていきます。

『なりきりシート』が配られ、みんな黙々と書き込んでいました。
かめむしの「かめ むしお」くん、なかよしのともだちは
「あみ戸ちゃん」。こわかった思い出は、いきなり新聞で
叩かれたこと。

「りすのりっこ」さんは、木のあなの中に住んでいて、夜にあなから見える『月』が大好き。いつかは、あの大好きな月に行きたい!

最後に、みんなの前で発表したら、“のはら”は個性派ぞろいで
盛り上がりました。

「ひかげきのこ」さんは、5つ子で、なかよしの友達は、なめくじ。
特技は光ること、将来の夢は、立派な毒きのこになることで、
ちょっと暗~い、不気味な感じがただよっていましたが、
趣味は鼻うたで、にくめない感じがとってもGOODでしたよ!

さぁ、いよいよ、来週は、のはらうたを書いて集合!!

翌週3月30日、世の中が花見でにぎわっていることもあり、
“のはらの案内人”は「つむじかぜひゅるりん」から「さくら花びら」
通称「びらお」くんにバトンタッチ。

『のはらうた体操』、『のはらうたバスケット』で体をほぐしながら、
いよいよ、それぞれがつくってきた のはらうたをみんなの前で
発表します。

波    へび ニョロ吉(児童)

ぼくのくねくねは
ほんとに波にそっくり
大きくなったら仲間を集めて
海みたいにしてみようかな
そうと決まれば長生きがんばるぞー

そういえば、「ニョロ吉」くんは、将来の夢が、長生きでしたよね。
そして、すかさず、「くまの子あみり」ちゃんが質問します。
「長生きのひけつは何ですか?」
そう、「あみり」ちゃんは、質問好きの可愛いこぐまでした。
とにかく、ほとんどすべての住人に質問をなげかける活躍ぶりで、
案内人の「びらお」は大助かり。
「あみり」ちゃん、ありがとう。

みんなの発表が終わったところで、グループに分かれ
『のはらの事件ゲーム』で、これまた大騒ぎ。

事件:
のはらの大運動会の前の日、大雨がふったので、のはらが
みずびたしです。さて、どうしましょう。

「はなみずきたまこ」さんと「木の芽たら」さんは、とにかく水分を
吸いまくり、「かもたつお」くんが水をかき集める。
「りすのりっこ」は尾っぽに水分をしみこませ、雑巾のようにしぼり、「長生きかめ次郎」くんの甲羅はバケツがわり、最後に「みみずあゆむ」くんが排水溝を掘るというのだから大変。

これで、翌日の運動会は、無事できたのかな???

そんなこんなで、あっという間にお別れの時間がきてしまいました。

今回は、学校の先生の力にたよらず、わずか2回の
ワークショップで、初対面の参加者どうしが、大笑いしながらも、
互いに支えあうまでの尊い仲間たちになっていきました。
どんな生き物にも役割がある、みんなつながっているんだ、
ということをつくづく実感。

みんなのことをやさしく見守ってくれている「つきのつっきー」さんと、夜の月が大好きな「りすのりっこ」さんの2人の詩がかさなったとき、大自然のなかで響きあう命の尊さに感動すらしたのは
僕だけでしょうか。

のはらうたメンバー:長谷川(つむじかぜ ひゅるりん)