こどもごころ製作所
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おやこのはらうた

「親子のはらうた」、9校目となるのは、
ひさしぶりの東京都内、赤羽台西小学校。
今までの経験をもとに、こどもごころ製作所で作成した
【親子のはらうたマニュアル】に従って
先生が授業をすすめていくという新しい試みです。

今回は初めての2年生。
担任の河野先生はじっくり、ゆっくり丁寧に11コマも授業をして、
「親子のはらうた」当日のワークショップに、のぞんでくださいました。
その成果なのか、できあがったのはらうたは、
のはらの住人になりきったものばかり。 とても、かわいいのです。

ひとつ紹介しましょう。

ともだち
              たんぽぽキレイ(児童)
わたしの いちばんのともだちは
うさぎミミちゃんです

でも うさぎミミちゃんは
わたしよりも
おおきいから
わたしを さがさないと いけません

それで さがすのに じかんがかかったり
ふみそうになったり します

だから うさぎミミちゃんが たんぽぽになるか
わたしが うさぎになりたい です

でも それが できないから
ちょっと さびしいです

「たんぽぽキレイ」ちゃんのうさぎミミちゃんへの思いに
ちょっときゅんとしてしまいました!

河野先生は国語以外の授業でも『なりきる』ということを大事にしていて
誰かの気持ちや立場を想像し、じぶんのことばで表現してほしいそうです。
「親子のはらうた」の『なりきり』はそんな河野先生の考え方とぴったり!

今回のプログラムは、2年生用にわかりやすく、じっくり楽しめるよう
工夫がされています。

さて、「親子のはらうた」当日、3月12日
赤羽台西小学校の “のはらの住人”は44名と大賑わいです。

河野先生から、まずは、のはらのルールが伝えられました。
●ここはのはらです。
●のはらのなかましか、はいることはできません
●ここにはにんげんはいません
●のはら名でよびあいましょう
●のはらでは、みんなが協力してたすけあいます
●ひとまかせにしないで、じぶんができることをみつけよう

さあ、このルールを守って、はじめましょう。
河野先生も今日は「こうまかける」さんです。



まずは、『のはらのだ~れだ?』
授業でやったので、みんなもうお手のもの。
つぎつぎと質問をしていきます。
のはらのおともだちのなまえがわかったところで、
「こうまかける」さんの泣き声が!「ヒヒ~~~ン」
河野先生の効果音の使い方もうまく、さすがです。
この鳴き声を合図に、授業は進んでいきます。

つぎは、『のはらの朗読会』
まずはグループで発表、そして全体で朗読です。

ふしぎなほし
          てんとうむしげんき(保護者)

ぼくのせなかには ほしがある
あさでも ひるでも よるでも ほしがある
でもね このほし
おそらのほしと ちょっとちがうんだ
よるには あるけど みえなくなるの
だって、まっくろだから・・・

ぼくのせなかの まっかなそらに まっくろなほし
ツルツル テカテカ ひかるほし
ぼくは このほしに ねがいをこめる
そしたら このほし
ぼくのこころのなかで いつでも 
ピカピカ ひかったよ

「てんとうむしげんき」さんはなにを願ったのかしら?
そっと教えてもらいたいですね~。

各グループから、つぎつぎのはらうたが紹介されました。
みんな、ハキハキ大きな声で、胸を張って音読してくれました。



さあ、そして、最後は『のはらの事件ゲーム』
毎回盛り上がる、「親子のはらうた」のクライマックスです。

事件:
ねこじろうさんが木から下りられなくて、困っています。
さて、どうしましょう?

このグループは
・「こおろぎ りんぞう」くん
・「こいぬ りきお」くん
・「たんぽぽ きれい」ちゃん
・「うまのすけ」くん
の4人です。どうするのかな?

「うまのすけ」くんの上に「こいぬ りきお」くんが乗って助けに行きます。
「うまのすけ」くんは強いからだいじょうぶだそうです。
その間に、「こおろぎ りんぞう」くんが「たんぽぽ きれい」ちゃんに
落ち葉のベッドをつくろうと誘いました。
でも、「たんぽぽ」ちゃんは、じっと動きません。
そうですよね!「たんぽぽ」ちゃんは動けないんです!
「動けないからここだけなの」と言っています。ほんとになりきっていないと
このせりふは言えませんね。

「こいぬ」くんはやさしく、ねこじろうさんをおぶっておりてくることで一件落着。
無事にねこじろうさんを救出できました!

ほんとうに毎回同じ言い方ですが、あっという間の90分でした。
熱心な河野先生のおかげで、今回も楽しい「親子のはらうた」になりました。

ここで、御紹介するのは、「おちばしきみ」さんの感想です。

「じぶんの頭がコチコチなのを痛感した。
のはらって、なにがあったっけ?とか、
人間以外のものになりきることがぜんぜんできなかった。
のはらうたは単純なことばで、単純なことをありのままに書いているんだけど
おもしろく、こころに温かく伝わるものがあるのにびっくり。
1回では、コチコチ頭は治らないかもしれないけど、今度から違う脳みそを
使ってみようと思った。」

「おちば」さんの中のこどもごころ、刺激できたようですね。

最後に、「また、やりたい!たのしかった!」って
いってくれた赤羽台西小学校のみなさん
ほんとうにありがとうございました!
また、すてきなじぶんだけの、のはらうた、聞かせてね!